埋葬料の受給手続きはお済みですか?
健康保険の被保険者が死亡した場合、埋葬を行う人に対して市町村から埋葬料が支給されます。被保険者本人の死亡の場合は“埋葬料”被扶養者が死亡の場合は“家族埋葬料”が支払われます。手続きをしないと支払われないので注意しましょう。ご葬儀後の挨拶回り
ご葬儀の翌日からお世話になった方々へお礼のご挨拶に伺います。まず最初に寺院へ、それから故人が生前お世話になった勤務先など関係の深い順にまわるのが良いでしょう。もちろん、ご葬儀の世話役や隣近所の方へもあいさつに伺いお礼を述べます。あいさつの時には喪服が望ましいのですが地味な服装であればかまいません。仏式葬儀
・お焼香の作法神式葬儀
仏式の告別式にあたる儀式を、神式葬儀では「葬場祭」といいます。神式葬儀が仏式と一番異なるのは「手水の儀」と、それに引き続いて執り行われる「玉串法奠」で、仏式の焼香にあたるものと考えればよいでしょう。斎主(神官)・副斎主・祭員・喪主・遺族・近親者の順番で行います。・手水の儀
(1)左手に水を注ぎます。・玉串奉奠
(1)玉串を受けたら、玉串案(祭壇)の前に進み、訃報に際して
近親者や、ごく親しい間柄の場合には何をおいても駆けつけるのは当然ですが、普通の付き合いの場合は、すぐの弔問は避けましょう。遺族はさまざまな準備で忙しいはずですから、かえって迷惑になります。ご近所で親しい間柄の場合には、お手伝いを申し出るとよいでしょう。通夜式への参例
取り急ぎ通夜の弔問に駆けつけるときは平服のままでかまいません。先方も用意が整っていない場合が多く、また礼装で訪れたのでは不幸を予期していたようでかえって失礼です。葬儀・告別式の服装
葬儀・告別式に参列の時の一般会葬者の服装は礼服です。香典袋の書き方
仏教 | 葬儀の時の一般的な表書きは「御霊前」ですが、浄土真宗の場合には「御仏前」と書きます。「御香典」「御香料」と書く場合もあります。黒白の水引きを使います。 |
神道 | 銀の水引を使って「御玉串料」と書くことが多いようです。「御榊料」「御神饌料」などと書く場合もあります。 |
グループで包む場合 | 二人で一緒に包む場合は、下段にそれぞれの氏名を並べて書きます。グループで包む場合は、半紙などにメンバーの名前を書き中袋にいれます。表には、「○○会有志」あるいは会社名や部課名などを書きます。 |
金額の目安
香典の金額は、故人にお世話になった度合いによって違いますので一概には言えませんが、一応の目安はあります。一般的には血のつながりが濃いほど高額になり、両親の場合には十万円、兄弟で五万円、その他の親戚の場合一万円が多いようです。職場の上司や同僚、近所の人、友人の場合には五千円が目安です。香典について
包み方 | お札は、あらかじめ用意してあったようでは失礼ですので、新札は使いません。新札しかない場合は一度折り目を入れてから包みます。 そして、地味な色のふくさに包んで持参します。ふくさの包み方は、まず香典袋を表にして中央に置き、右、下、上、左の順にたたみます。 |
郵送する場合 | 通夜・告別式とも出席できない時には現金書留で香典を郵送します。この場合、現金を香典袋に入れてから現金書留の封筒に入れます。その際には出席できない理由と、故人を偲ぶ手紙を添えたほうが心がこもるでしょう。 |
香典の出し方 | 香典は遺族の方が後で整理しやすいように出すことが重要です。住所や氏名は見やすいように書きたいものです。また、金額もはっきり書くようにしましょう。 |
お悔やみの言葉 | お悔やみの挨拶は、平凡でありきたりと思われるくらいがいいでしょう。余計な事を言うと、かえって差し障りができてしまうことも考えられるので、短くすませるようにしましょう。病状などをくどくど聞くのは失礼ですし、事故死の場合に事故の様子などを聞くのも避けましょう。 |
弔辞
弔辞を頼まれたら断らないで引き受けるのが礼儀です。弔辞は喪家に保管されますので、丁寧に書きましょう。文章は真心が伝わるように自分の言葉で書くのが良いでしょう。ポイントとして
(1)亡くなったことへの悲しみを述べます。 |
(2)次に故人の業績や人柄を、おおげさにならないように讃えます。 |
(3)そして、遺族を励まし、自分にできることがあれば、力になりたいと誓います。 |
(4)最後に故人の冥福を祈り結びとします。 |
忌み言葉は使わないようにしましょう。正式には厚手の巻紙に書きますが、最近では経本のようにジャバラ折りにすることも多いようです。そして、奉書で包み、表に「弔辞」と書きます。 禁句として、重ね言葉「またまた」「たびたび」など、仏式では「浮かばれない」「迷う」などがあります。 |
弔電
葬儀に出席できない場合、電話でのお悔やみは避けるようにしましょう。喪家では葬儀の準備などで忙しく、さまざまな連絡に電話を使用しなければならないからです。なるべく電報を利用するようにしましょう。その他のマナーと心遣い
香典のお断りがある場合は、無理に渡すことは控えましょう。