年忌法要
四十九日の忌明け法要、百ヶ日法要の次の大事な法要は一周忌法要です。臨終から数えて丸一年後が一周忌となり、丸二年目が三回忌です。以後七、十三、十七、二十三、二十五、二十七、三十三、三十七、五十回忌と続きます。
三十三回忌をもって一応の区切りとする家庭が多いようです。五十回忌以後は遠忌法要とよびますが、このころになると故人とゆかりのある人も少なくなってまいります。先祖の仲間入りの回忌と考えてよいでしょう。
古くなったお仏壇を買い換えるのはこのような節目節目の年回法要が一つのメドとなります。 古くても立派な仏壇は“お洗濯”という修理が可能です。修理や買い換えについては当社にご相談ください。なお、この際にお寺様にお願いして「入仏式」と撥遣(御霊抜き)の法要を営んでください。
法要の心得
年回法要は有縁の方々をお招きしますので、どうしても日祝祭日に集中します。お寺様の都合をきいて、また有縁の方々が最も集まりやすい日にします。次に招待客数、場所、引き出物、お布施のことなどを決め案内状を送付します。誰にどんな役をやってもらうか接待役、台所役、座の配置や焼香やお寺様の身の回りの世話役など細かく決めておきます。仏壇をきれいに手入れして、できれば故人の遺影や供物祭壇、焼香台などを別に用意します。
上座と下座
仏壇のまつり方もそうですが、仏事はおおむね右側(向かって)が上座で左側が下座です。着座の席はこれを頭に入れて設営します。お寺様や導師は仏壇や祭壇に向かって右側となります。読経は三十分から一時間程度ですので長い、短い等、お経に注文をつけない心がけが必要です。
法話の後「お布施」「お車代」をつつみます。お斎(会食)の席についていただくかどうかで「御膳料」も用意しておきます。引き出物は会食の席か、最後にお渡しするようにします。
年忌法要とは?
法要とは追善法要ともいい、故人があの世で苦しんだりせず、成仏できるようにとの願いを込めて遺族が行うものです。亡くなった人の祥月命日とは、亡くなった月日のことです。例えば、ある人が3月16日に亡くなったとすれば毎年3月16日が祥月命日ということになります。
一周忌
亡くなった年の翌年に営まれる、初めての祥月命日の法要です。特に重要な年忌法要とされています。
三回忌
一周忌の翌年に営まれるのが三回忌で、これから三年目を迎えるという意味で三回忌といいます。
以後、命日から数えて満6年目の祥月命日に営まれる七回忌、同じように十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十五回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、五十回忌と続きます。場合によっては二十三回忌と二十七回忌を合わせて二十五回忌で行うこともあります。また、三十三回忌を年忌止めと言って、これで年忌供養を打ち切ることが多いようですが、三十三回忌の後に五十回忌を営んで、年忌止めにする場合もあるようです。
年忌法要の準備は?
まずは、日時や場所を決めなくてはなりません。日時は正しくは故人の命日ですが、都合で変更しなければならないときは命日よりも遅くならないようにしましょう。場所は自宅や菩提寺が多いようです。自宅で行うときは、お仏壇を掃除し仏具も揃え、線香、ロウソク、お花などを準備しておきます。
また、菩提寺に連絡をして日時などの相談をする際、卒塔婆も用意していただくようあらかじめ頼んでおきましょう(浄土真宗以外)。卒塔婆料とお布施も準備しておきます。
仏事の心得
Buddhist
ご葬儀の心得
ご葬儀が終わったら、さまざまな手続きを済まさなくてはなりません。しかし、遺産相続や名義変更の手続きには複雑な面もあり、トラブルを引き起こしてしまうことも考えられます。
初七日法要から忌明け法要まで
初七日法要は亡くなった日から数えて七日目におこなう最初の法要です。しかし最近ではご葬儀当日に遺骨が戻ってきたところで、引き続き初七日法要を営むことが多くなりました。その後、四十九日、百ヶ日の法要と続きます。
年忌法要
次の大事な法要は一周忌法要です。臨終から数えて丸一年後が一周忌となり、丸二年目が三回忌です。以後七、十三、十七、二十三、二十五、二十七、三十三、三十七、五十回忌と続きます。
墓地・墓石の購入
墓地の購入は一般の商取引とはやや性格を異にし、通例、子孫が墓地を承継する限り使用権が連続する「永代使用権」を取得するということになります。
お彼岸法要
“暑さ寒さも彼岸まで”といわれるように季節の代名詞みたいに思われがちですが、彼岸は聖徳太子のころからある「仏道修行週間」で、今日風にいえば“○○週間”のはしりなのです。
お盆法要
お盆は正式には「盂蘭盆会(ウラボンエ)」といいます。これは、インドの言葉の一つ、サンスクリット語の「ウラバンナ」を感じで音写したもので、略して「お盆」と呼んでいます。
ご先祖供養[位牌について]
亡くなった方を象徴するお位牌は故人のお姿そのものであるという思いが偲ぶ心の拠所になるのです。
ご先祖供養[お仏壇とは?(由来と意味)]
仏教伝来は欽明天皇の時代(522年)に百済の聖明王からの貢物として釈迦の金剛仏一体と幡蓋若干・経論若干巻が献じられた事から始まり、様々な事柄を経て、その後、聖徳太子(574〜622)が仏教精神を政治に取り入れ(憲法十七条第二条)天下に公布されたのを機に貴族社会に広がりました。
ご先祖供養[お仏壇の必要性・購入時期]
信仰心の篤い日本人は仏様の教えを通じ自らの生業の問題や人々の幸せを願い、一心に仏様に帰依し感謝の念を深め、ご本尊さまを通じ先亡久遠の先祖さまをご供養(おつとめ)するためにお仏壇をお祀りします。
ご先祖供養[お仏壇の種類]
お寺には、広大な敷地と多数の伽藍を連ねた巨刹から小さなお堂まであります。同じように、お仏壇の種類もさまざまです。