こんにちは、香川県の仏壇屋・木谷仏壇高松本店です😊
まだまだ暑い日が続きますが、もうすぐ秋のお彼岸ですね。
お彼岸といえば、「彼岸花」が真っ先に思い浮かびますが、皆さんはいかがですか?

あの真っ赤に咲き誇る彼岸花。とても美しいと思うのですが、色々な噂がありますよね。
「なんだか不吉な花」
「毒があるらしい」
そうなんです。彼岸花は花・茎・根いずれにも毒があるのです。
人間の致死量には65kg必要らしいですが、少量でも口にすると体には良くないようです💦
そのため昔から、モグラやネズミにお墓を荒らされないようにお墓周りには彼岸花を植えていたそうです。
それで不吉というイメージがついたのかも?🤔
同様の理由で、田畑の周りにも植えられていたそうです。川土手なども同じ理由でしょうね。

また、彼岸花には複数の別名があります。
有名なのは「曼殊沙華(まんじゅしゃげ/まんじゅしゃか)」です。
山口百恵さんの曲名にもなっていますね。
「曼珠沙華」という名前は、サンスクリット語で「美しい花」「赤い花」などの意味を持つ「manjusaka(マンジュシャカ)」が語源と言われており、
仏教の経典の中で、蓮の花と並ぶ「天界に咲く花」として伝えられています🙏
他にも仏教に関する別名に「天蓋花(てんがいばな)」なども。 ※天蓋=仏様やご住職の座る場所の頭上を覆う蓋
有名な漫画・アニメだと、「鬼滅の刃」では青い彼岸花が出てきたり、
「薬屋のひとりごと」では「曼荼羅花(まんだらげ)」という名前で、薬の材料として出てきたりします。
不吉と言われることも多いですが、身近な花であることには違いないようです。
しかしその名の通り、ちゃんとお彼岸に花を咲かせるのには感心します。
昨年は暑くてなかなか咲かないなと思っていましたが、ちゃんと彼岸の明けまでには咲いていました。
今年は昨年より暑かったようですから、果たしてお彼岸中に花を見ることができるか…楽しみです😊✨