七夕は、奈良時代(710年~794年)に中国から日本に伝わってきたと言われています。七夕の起源には諸説ありますが、中国最古の詩集「詩経」には、紀元前600年ごろに「牛郎織女(ぎゅうろうしゅくじょ)」のお話が記されています。
日本では、七夕の日に梶の葉に和歌を書いて水に浮かべるという行事が平安時代に始まりました。また、江戸時代には笹飾りも飾られており、庶民の間でも広がりました。
七夕は、旧暦の7月7日に行われていましたが、明治時代に旧暦から新暦へと変わりました。そのため、日本では新暦の7月7日や月遅れの8月7日、あるいはそれらの前後の時期に七夕まつりが開催されています。